オブジェクトの選択は、文書内の図形や写真、イラストなどを選択するときに便利な機能ですよね。
私は地図を描くときに、線や四角形などの図形を組み合わせますが、地図全体を選択するときなどにオブジェクトの選択を使います。
オブジェクトの選択の操作手順は[ホーム]タブの[選択]→[オブジェクトの選択]です。
オブジェクトの選択を使えば、下図のようにドラッグして地図全体を囲めば、囲まれた図形全てを選択できるので便利ですよね。
今回は、この「オブジェクトの選択」で、直線が選択できないということがありました。
下図のように赤枠で囲った2本の直線だけ、ドラッグしても選択されません。
直線が選択されない理由
実は、直線の中でも選択できる線と選択できない線があります。
選択できない線は、「真横にまっすぐな線(水平な線)」または「縦にまっすぐな線(垂直な線)」です。
選択できない理由は「幅」または「高さ」が0だから
斜めの直線は選択できるのに、水平な直線や垂直な直線は選択できない。
実は、水平な直線は「高さ」が0です。また、垂直な直線は「幅」が0です。このように、幅や高さが0の図形は選択できないようです。
ここで、直線の高さや幅を確認したり、設定したりする方法についても確認しておきましょう。
直線の幅や高さを確認・設定する方法
直線をクリックします。
[書式]タブをクリックし、幅と高さを確認します。値を変更することで、幅や高さを設定することもできます。
ご覧いただいたように、水平の直線は高さが0です。
これで原因は分かりました。幅や高さが0の図形はドラッグで囲んでの選択ができないのです。
直線が選択できないときの対応策
対応策はざっと次のようになります。
- 個別にShiftキーを押しながらクリックして地道に選択していく
- 幅や高さを「0.1」など限りなく0に近いけれど0ではない値にする
- 最初から描画キャンバス内に地図を描く
いかがでしたか?これはWord2013で確認されている現象であり他のバージョンではまた違った挙動になるかもしれません。
直線も選択できればいいのに・・・と思いますね。
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